『アートで候』会田誠×山口晃 展

『アートで候』会田誠×山口晃 展

 

「現代アートのツートップが上野に」

というキャッチコピーで煽っている展覧会がついに始まりました。

 

始まったらすぐ行こうとは思ってましたが、

正直それほどの期待はせずに行ったのですが、『ショック!』でした。

 

素晴らしい。こんなにこのお二人って凄かったのね。

しかも分かりやすいし。

かつて現代美術の展覧会でこんなに分かりやすい展覧会があっただろうか?

 

まずは会田誠・・・

 

学生時代の作品はどうでもいいとして、「大山椒魚」「ジューサーミキサー」「滝の絵」は圧巻でした。

こんな方法があったのかというくらいインパクトがありましたね。

 

あの有名な「紐育空爆之図(戦争画RETURNS)」も迫力でした。

こんな絵書くか?普通・・・アメリカに喧嘩を売ってるとしか思われなかったのではないかと、逆に心配しちゃいますよ。

 

「ポスター全18連作」28歳の時に描いた連作ですが、小1 あいだまこと、小2 会田誠、小3・・・・

などと、絵の下に名札が・・・

可成り政治的な感心は強いように思わせながら、ちゃっかり現代美術のゲームをやってる・・(憎いね?コノ?)

 

「風景の工学的記録におけるイコン化の確率に関する研究」・・

東京から高崎までの新幹線車内から撮影されたビデオを後で再生し、適当にプリントして独断で評価する。

前提として、平面作品は『イコン』と『マチェール』の2つの要素に分け、当然『イコン』は『マチェール』より偉い。

ということで、作品かゴミかに分類している。

面白いですね・・・。こうやって見ると世の中にはなんとゴミが氾濫していることかと・・・

さすが『発想(idea)』の職人!

 

山口晃に関しては今回初めてまともに作品を拝見したのですが、まず、その描写力(技量)に驚かされます。

学生時代に描いた「洞穴の頼朝」・・・

こんな絵を芸大生が描いてたなんて、とんでもないやつです。

もちろん教授にはこの絵の凄さが分からなかったようですが・・・確信犯ですね。

 

「東京圖 」シリーズ・・・

彼の技量と発想があってなせる技ですね。

我々日本人は、明治以前の貴重な絵を本気で見てなかったようです。

 

「山愚痴屋澱エンナーレ2007」もおもしろい。

こんな発想をするんですね。

特に「絵はこんなに役に立つ」「携行折畳式喫茶室」などはユニークですよ。

 

今や、作品の完成前から予約が入るほどの人気です。

とにかく今この二人からは目が離せない。

ちなみにお二方ともいい顔してます。アーティストの顔だ・・・。

 

 

 

上野の森美術館