バスキア

バスキア

27年という短い人生を駆け抜けた天才黒人画家バスキア。

 

盟友ジュリアン・シュナーベル監督による初の監督映画でもあるこの「バスキア」という映画を久しぶりに見てしまった。

 

 

この映画は何度も見ていいるが、孤独な天才画家の内面がよく描かれていると感心してしまう。
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バスキアにとって、唯一の親友アンディ・ウォーホルを失うことがどれだけのものだったかを、再度確認できたような気がする。

 

そのウォーホールの役は、先日亡くなったデビッド・ボウイが演じている。

 

若くしてスターダムにのし上がったバスキアだが、最後までドラッグを止められず、ウォーホルの後を追うように亡くなってしまったバスキア。もしその後も生きていれば、あれだけのクォリティーを保った作品を描きつでけられたのだろうか?

 

ほんの10年にも満たないアーティスト人生の中であれだけの作品を量産できたのは奇跡に近い。

 

死後作品の価格が下落する作家が多い中で、バスキアの作品は高値安定をキープしており、アンディ・ウォーホルにいたっては21世紀になってから、改めて現代アート界最高のアーティストと言われその作品も高騰している。

 

そんな奇跡の時間をシュナーベルは描きたかったのか?

 

 

「バスキアはアート界のジェームス・ディーンだ」

監督シュナーベルのそんな最後の言葉が印象的だった。

 

しかし、先日観たバンクシーの映画といい、マンハッタンにはいつも変わらない独特の光と影がある。あんなに小さな島の中に、世界の最高の金持ちと最低の暮らしをする貧乏人が同居している事自体が一つの奇跡であり、そしていつも最先端の何かが生まれてくる。

 

アーティストにとっては、今でも最高の環境なんだろうとつくづく思う。

 

こちらは、実録フィルムを中心に製作された映画