中林忠良

中林忠良

東京都現代美術館で開催中の「大岩オスカール展」を見ようと思ったのですが、プラス350円で「屋上庭園」という展覧会も見れるので、ついでに見てきました。期待もしていなかったのすが、やはりどうでも良い展覧会でした。
http://www.mot-art-museum.jp/kikaku/110/
ただ、その中で「中林忠良」「ブノワ・ブロワザ」の二人の作家の作品が心に響いてきました。

 

中林は1937年生まれですから既に73歳。東京芸術大学の教授として40年間の指導にあたりながら版画家として作家活動をしてきました。

 

植物をゼロックスで複写し、それを銅版に転写、更にニードルやビュラン等で様々な陰翳を施したうえで、その銅版を腐食させて表現されたモノクロームの版画はなぜか心に響きました。
その潔さとモノクロームの美しさ、そしてこれが腐食するものの瞬間を捉えた一瞬の生命のように。
NAKABAYASHI_1.jpg

 

そして、ブノワ・ブロワザ。1980年生まれのこの作家の映像作品は、デッサンを切り抜いた紙の模型と、平面のデッサンを組み合わせ構成した映像作品は、作者が子供時代にあるいたであろう学校やアーケード、講演や墓地などを鑑賞者自身が歩き回っているような錯覚に陥ってしまいます。
モノクロームのイメージの世界が、一場面ずつ時間と共に更新されつづけられ、
たしかにこの光景は昔見たかも知れないという錯覚と共にんお売りに焼き付いてきます。
デッサンの可能性を広げてくれる作品だとおもいます。

 

メインの企画展「大岩オスカール」。これはすごい。
こんな作家も作品も存在すら知りませんでしたが、こいつは本物だ。。。
こっちの話はまた後日。