オノ・ヨーコ という生き方

オノ・ヨーコ という生き方

我々の世代ではオノ・ヨーコという名前は有名だ。
あのジョン・レノンを虜にし、ビートルズを解散に追い込んだ東洋の魔女。

 

当時マスコミを筆頭に全世界が彼女の敵だったはず。
世界中でヨーコの味方はジョンだけでした。
それが今や、現代美術の世界的祭典ヴェネツィア・ビエンナーレで、生涯業績部門の金獅子賞を受賞するほどの前衛芸術家として認められている。

 

「オノ・ヨーコという生き方」という本を読んで、彼女の生い立ちから経歴の全貌を知れば知るほど、時代に先駆けたその思想や行動がもたらした結果だと知るのだが、世界中の無理解に我が身をさらし、耐え続けられたものは何かと考えてしまう。

 

名家のお嬢様で正規の音楽教育を受け、何カ国語も話せる才女である。
幼い頃からかなり変わっていたようで戦争という時代をへて、ニューヨークで初期のフルクサスと関わりながらジョージ・マチューナスにも認められながらも、独自の道をあるいていく。

 

ロンドンでの個展でジョンと出会い、以後、様々な平和のためのパフォーマンスや革新的な音楽アルバムをリリースしていくが、当然ヒットチャートとは無縁。
ビートルズからジョンを奪った女性として世間に広く認知されていくことになる。

 

ジョンとの初めての共作『「未完成」作品第1番:トゥー・ヴァージンズ("Unfinished Music No.1: Two Virgins")』のアルバムジャケットやベトナム戦争に反対したイベント『ベッド・イン("Bed-in")』など話題だけは豊富です。

 

あの名作「ダブル・ファンタジー」の2曲目に収録されているヨーコの「キス・キス・キス」は比較的分かりやすいのですが、他の曲に至ってはこれが音楽?って感じです。
でもあの独特の唸りや叫びのようにもきこえる声は30年たっても忘れられませんが。

 

時代を20年先駆けてしまた女性アーティストとしては草間彌生もいますが、彼女のように逝っちゃった感じはみじんも感じさせず、年齢を重ねるごとに魅力的になっていくオノ・ヨーコっていったい何者なんでしょう?

 

今77才の彼女は、世界でもっとも有名な日本人女性です。
たしかにオノ・ヨーコという生き方そのものがアートであるとは思いますが、本当にジョンやヨーコが望んだ平和を人類は手にすることが出来るんだろうか?

 

それでもやはり「YES」と答える以外に人類に未来はないと思わせてしまうところがオノ・ヨーコのアートなんでしょうけど。

 

もうすぐ12月8日。ジョン・レノンが射殺されてからもう31年ですか・・・

 

 

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オノヨーコという生き方WOMAN

オノヨーコという生き方WOMAN

  • 作者: アラン クレイソン
  • 出版社/メーカー: ブルースインターアクションズ
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 単行本