ジュリアン・シュナーベル

ジュリアン・シュナーベル


『潜水服は蝶の夢を見る』(仮題) 監督:ジュリアン・シュナーベル

 

現在開催されている「第60回カンヌ映画際」そこに出品されているる作品の映画監督は実は有名な画家である。

 

1980年代に世界同時多発的に発生しブームになった「ニューペインティング」のスパースター「ジュリアン シュナーベル」である。

 

1970年代、ニューヨークの「ロカール」というレストランは画家や画商など美術関係者がよく集まるところでした。そこでコックをしていた貧乏画家は運命の女性に出会います。

 

NYのアートシーンに一代ムーブメントをまき起こした若き女画商メアリーブーンです。
彼女が企画した「ジュリアン シュナーベル」の初個展。NY現代美術界のボス、画商のレオ・カステリは、この個展を見て次のように言います。
「私は70年代のアートに退屈していた。しかしメアリー・ブーン画廊のジュリアン・シュナーベル展に足を一歩踏み入れた瞬間、大きなショックを受けた。
私はもう一度、現代美術にかかわってみようと決心した」ということです。

 

70年代の主流はミニマルアートに代表されるように、画面一面に色を均一に塗っただけの作品。
鉄や木の塊を何も手を加えずに彫刻として展示しただけの作品など。そんな中に荒々しいタッチや色使いで具象的なイメージを描き出したシュナーベルの作品は衝撃的で、彼の作品の価格は1年間で10倍にもなりました。そのようにして売り出されたシュナーベルは「作られたスターにすぎない」と言った批判を浴びることにもなるのですが。

 

しかし、間違いなくその後のアートを変えるくらいの影響力を持つ彼の作品と人気は絶大のもので。
フランクステラなどに代表される「ミニマルアート」から学習した『絵画がとはなにか?』を理解した上での、物質とイメージの同居による作品は周辺の作家たちにも強い影響を与えました。


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作品を解説しているサイトがありますのでご参照ください。

http://www.linkclub.or.jp/~kawasenb/schnbn.html

彼が監督した「バスキア」と言う映画も日本で公開されましたが、当時のアートシーンの様子やバスキアの心情がよくあらわされており、とても感動したのを覚えております。

 

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