ネオテニー・ジャパン

ネオテニー・ジャパン

ネオテニー・ジャパンという展覧会が上野の森美術館で開催中です。

 

 

 

ネオテニー(neoteny)は、動物において、性的に完全に成熟した個体でありながら非生殖器官に未成熟な、つまり幼生や幼体の性質が残る現象のこと。幼形成熟、幼態成熟ともいう。

 

 

ようするに大人になれずいつまでも子供のままの大人ということですか?

 

精神科医の高橋龍太郎氏の現代美術のコレクションから80点ほどを一同に介して展示してますが。
このネオテニー的な要素を感じるのが、逆に90年以降の日本現代アートの共通すると特長です。

 

これは戦後、自らの文化や哲学を持てず、アメリカの核の傘に守られ、経済至上主義で生きてきた日本人全体の特長でもあるのです。
その中でアニメなどに代表されるオタクに代表されるように、超個人主義に陥ってしまった日本の文化やアートが世界的にみて希少なものになっているようでう。

 

今回の展示作品に共通するのは、どれも偏執狂的なこだわりを持ってるということですね。
村上隆や会田誠の作品などが、この中にあっては普通に見えてしまうのもそのせいでしょう。

 

気におなる作品としては池田学の描き込みは『すごい!』の一言で、はじめて原画を見たのですが驚きました。

 

また町田久美の作品も初めて原画をみましたが、あの線は素晴らしいです。
これは紛れも泣く本物のアートとして通用します。
おそらく世界的にもかなりの線まで行くのではないでしょうか。

 

ここの美術館では以前も会田と山口の二人展を企画したり、精力的に若い世代の現代アートを紹介しています。
30年前は公募展まがいの二流の作品ばかりが中心だったのが、うそのようです。

 

しかし、たった一人のコレクターがこれだけの才能と作品を集めるとは、恐れ入りました。

 

そのほとんどが今の現代アートのブームつくりに貢献してる作家ですので、高橋コレクションは機械があったら必ず一度は足を運んでください。